OS/2用に移植したツールです(1)。
Micro-EMACS 3.12
これはHOBBESアーカイブに入っていた 「Micro-EMACS 3.12」を多少修正したものです。 元々、DBCS、日本語対応のコードになっていましたので、 フラグを修正して再コンパイルしただけで、 一応は日本語が使えたのですが、ワードの処理、 その他に少々問題がありましたので、 その部分についてのみ修正したものです。
よく調べてみると、HOBBESアーカイブに 複数のMicroEMACSが入っていましたが、 これは(多分)memacs32を元にしていたはずです。
mvi - mv interactive
一定のパターンに従ってファイル名を変更するような時に便利なツールです。 元はUNIX用で、alt.sourcesに流れていたものです。
ファイル名のリストをエディタで修正することにより、 ファイル名を変更するものです。 Mule/Emacsユーザの方でしたらdiredがありますので、 使うこともないかと思いますが、 それ以外の方には結構便利かも知れません。
なお、OS/2版と名乗るにはEAサポートも欲しいところですが、 そこまではやっていませんので、 どなたか追加していただけるとありがたいです。
ダウンロード EMX (0.9c以上)が必要です。
comments - コメントの抽出/除外
Cソースコードからコメントを抽出、あるいは、 コメントを取り除いた部分を抽出するツールです。 元はUNIX用で、comp.sources.wantedに流れていたものです。
ダウンロード EMX (0.9c以上)が必要です。
mkid - 識別子のデータベース
ソースコードの識別子のデータベースを作成し、 それにアクセスするためのツール群のパッケージです。 これは ctags の機能拡張版であり、 特に、大規模、複数ディレクトリにわたるソース (XとかフルOSコードとか)の解析、保守に威力を発揮します。
オリジナルはUNIX用で、はるか以前に alt.sources で見つけたものです(2)。
なお、一部機能はOS/2では動作しません。 今のところ確認している範囲では、「iid」のヘルプは動きません。
ダウンロード EMX (0.9c以上)が必要です。
Multiple Argument Program
WPSオブジェクトで、複数パラメタでプログラムを起動します。
以前にニュースでこのようなものがあるかどうかを 問い合わせたのですが、どうも出回っていないようでしたので、 EDM/2に 出ていたもの を改造してWarpで使えるようにしてみました。
ダウンロード Native ProgramなのでEMXは不要です。
VNC Viewer for OS/2 PM
VNC用のクライアントです。Java版、X版がすでにあるのですが、 どうにも重いので、軽量版として移植してみました。
X VNC Server for OS/2
補遺
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ドキュメント、ソースコード上では、作者のメイルアドレスが akira@sra.co.jpとなっていますが、 退職して無効アドレスになっています。現在のアドレスは akira@p08.itscom.net ですので、連絡等はこちらにどうぞ。 ですが、現時点では手元にOS/2環境がありませんので、 修正要望等には応じることができません。悪しからず。
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(UNIX用の)mkidパッケージには結構なユーザがいたようで、 現在は"id-utils"という名前でGNUのパッケージになっていて、 多くの環境に移植されています。"mkid"ではIDデータベースが マシン依存ですが、"id-utils"ではマシン独立になっています。 いま現在使うのであれば"id-utils"の方をお勧めします。
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PMネイティブのVNCサーバは2004年になってロシアの Eugene Romanenko氏によって作成されました。 こちらからダウンロードできます。